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この記事でわかること
立道ゼミは、日本大学の社会学科でもっとも人数の多いゼミナールです。
ゼミ生は、「就職活動の研究」をテーマに12のチームに分かれて活動しています。14 年間にわたる時系列のアンケート調査データを積み上げていて、いまでは就活生約 1 万人のデータが集まりました。ゼミのスケールメリットを生かして、小サンプルの機動的なアンケート調査や面接調査、文献調査など、あらゆる可能性から就職活動という現象を分析しています。
最近は、マッチングアプリの普及にみる「若者の恋愛・結婚観の変化」にも注目しています。
辛い就職活動を楽しい活動に!
立道ゼミのテーマは「就職活動の研究」です。
現代の大学生にとって、最も苦しい通過儀礼と化しているのが就職活動であり、ネガティブなイメージを持っている大学生は少なくありません。辛い就職活動を研究の対象にすることで、知的好奇心を伴う楽しい活動に変えることができないか。そんな疑問からテーマは生まれました。
ゼミでは、リーマンショックや東日本大震災といった大きな社会変動の時期から、14 年間にわたる時系列のアンケート調査データを積み上げ、現在では約 1 万人の就活生データを収集。機械学習など最新の統計分析の手法を用いながら、就職活動の実態に迫る研究を行っています。
大人数のゼミというスケールメリットを生かしつつ、小サンプルの機動的なアンケート調査や面接調査、文献調査など、あらゆる可能性から就職活動という現象を分析しています。
スケールメリットを生かしたゼミでの学び
ゼミ生の数が社会学科でも最も多くなったとき、立道ゼミは少人数教育が行えないという課題に直面しました。
そこで、このスケールメリットを生かした学びができないかと考えました。試行錯誤を続け、現在ではゼミ生が12のチームに分かれて研究を行うProject Based Learningを進めています。
ゼミ生には、最近のソフトウェア開発におけるScrum という作業手法・哲学を参考に、チーム毎に柔軟な役割分担を行いながら、組織の形態を変化させる自己組織化を常に意識してもらっています。短期的な目標の設定と達成、そのレビューを繰り返し、最終的に高品質の研究成果を生み出す方法を、ゼミ活動を通じて学んでいます。
最近は、14 年間の継続研究である「大学生の就職活動」を中心に、マッチングアプリの普及にみる「若者の恋愛・結婚観の変化」にも注目しています。
現代社会の諸問題について理解を深める社会学科
社会学とは人と人、人と社会、社会と社会の関わりを研究する学問です。政治学、経済学、法学といった社会科学の中でも、とりわけ扱う対象が広い学問分野といわれています。
日本大学の社会学科では、社会学の主要な研究領域のほとんどすべてを学ぶことができ、災害、メディア、家族、教育、生きづらさの問題など、現代的なトピックについて、社会学の観点から理解を深めていくことができます。
人と社会の関わりが複雑化、多様化し、多くの問題に直面している現代社会において、柔軟な知性と感性を養うことを目指しています。