この記事でわかること
「食を通した地域振興」を実践する私のゼミナールでは、埼玉県三芳町の野菜を使ったお弁当を考案しています。チームに分かれてターゲットやコンセプトを定め、製造業者と打ち合わせをし、そして畑に足を運んで農家の思いを確認します。
試作を重ねて完成したお弁当は、JA農作物直売所などで製造販売。製品には自分たちでデザインしたラベルが貼られます。学生たちは地域のパートナーになり、農業者が自信を持って生産を持続できるように、農産物を加工して応援しています。
利害関係のない学生のアイデアが、地域に良い影響を与えています。
※出典:株式会社栄美通信 2024年8月発行「大学×SDGs」
イラスト:今井 未知
「食を通した地域振興」を実践する私のゼミナールでは、埼玉県三芳町の野菜を使ったお弁当を考案しています。
武蔵野台地に位置する三芳町では、木を植え、落ち葉を堆肥にして土壌に還元する「落ち葉堆肥農法」が江戸時代より続いています。この持続的な農法で育てられた「みよし野菜」をPRしようと、学生たちはいろいろなアイデアを出して、健康に配慮したお弁当を考えています。
昨年は、大根や里芋、小松菜などを使った「しあわせ弁当」と、かぶやじゃがいも、さつまいもなどを取り入れた「心ほんわかみよし日和。」を考案しました。チームに分かれてターゲットやコンセプトを定め、製造業者と打ち合わせをし、そして畑に足を運んで農家の思いを確認しました。
試作を重ねて完成したお弁当はJA農作物直売所や福祉施設などで製造販売。パッケージには自分たちでデザインしたラベルが貼られます。おかげさまで毎年評判が良く、お弁当を心待ちにされる方もいらっしゃいます。
全国的に農業が衰退するなか、三芳町では若い方が野菜づくりに取り組んでいます。農業者が自信を持って生産を持続できるように、ゼミナールを通じて学生が地域のパートナーになり、農産物を加工して応援します。
私は、利害関係のない学生のアイデアは、地域に良い影響を与えることを実感しています。社会は創造性にあふれる若い力を求めています。ぜひ、大学生になったら地域振興にチャレンジしてください。