高等学校の探究学習

探究学習事例「小学生の学びのプロセス」「スポーツで偏見をなくす」

昭和学院高等学校(千葉県)3年生 福島 悠太さん、山崎 夏芽さん

この記事でわかること

昭和学院高等学校ならではの探究学習に「マイゼミ」があります。
教育に興味関心を持つ生徒が集まる3年生の「教育ゼミ」では、今年から併設の昭和学院小学校と連携して、授業を見学したり小学校教員と話す機会が設けられています。
家庭科教諭をめざす福島さんは、小学生の学び方は高校生の自分と変わらないのでは?と考えていて、授業見学を通じて学びのプロセスを探究しようとしています。
一方の山崎さんの夢は特別支援学校教諭。山崎さんは、小学校の先生から児童の運動能力の差を埋める指導について学ぼうとしています。

昭和学院高等学校のGAコースは、2年生から「マイゼミ」がはじまります。
これは自分でテーマを見つけて深めていく学校独自の探究学習で、15ほど設置されたゼミから興味関心に応じて選択します。

「教育ゼミ」は、教育に関心のある生徒が集まるゼミ。併設する昭和学院小学校との連携が今年からはじまり、生徒たちはまもなく授業を見学したり、教員と話をしたりします。
小学校との連携をどのように自身の探究に生かしたいのか、福島悠太さんと山崎夏芽さんに伺いました!

どのようなテーマで探究学習に取り組んでいますか?

福島さん:どうやって教えたら学びやすくなるのか知りたくて、学びのプロセスを探究しています。

私が立てた仮説は、「年齢に関係なく、小学生であろうと高校生であろうと学ぶ方法は一緒かもしれない」です。春休みに職業体験に参加したことがきっかけになりました。

職業体験は昭和学院小学校の学童保育で行われました。
私は、小学新2年生の漢字ドリルと高学年の計算ドリルを担当したのですが、どの学年も、「説明を読んで理解し、自分で解いていく」ということをやっていました。
もちろん、わからなかったら先生に聞くのですが、そのやり方は高校生の私がやっている学びと一緒だな、と思ったんです。


山崎さん:私も職業体験に参加しました。

小学新2年生と新3年生を担当しましたが、1学年違うだけで児童の雰囲気はまったく異なりました。
2年生はひとり遊びをしている児童が多かったのですが、3年生はみんなで遊んでいたからです。

私は、スポーツを通して障がい者に対する偏見をなくすことを探究しているので、年齢や身体に関係なく、誰もが一緒にできるスポーツが増えたらいいなと、そのときに実感しました。

私が探究学習に取り組む背景には、小学生時代の経験があります。
通っていた小学校には、障がいのある子どもたちの学級があり、一緒に活動する機会も設けられていました。

私はそのクラスに偏見を持っていたのですが、活動を通じて「同じことをやりたくてもできないんだ」ということがわかり、見方が変わったんです。そして、「どうしたら偏見をなくせるのだろう」と考えるようになりました。

これから行われる昭和学院小学校の授業見学を通じて、何を知りたいですか?

福島さん:見て学んだこと、聞いて学んだこと、体を動かして学んだことを、児童たちはどうやって理解しているか知りたいです。

また、理解させるためにどのように教えているか、すごく気になっています。先生にいろいろな質問をして探りたいと思っています。

山崎さん:私は、小学生が障がいのある人に対して普段からどのような印象を抱いているのか知りたいのですが、昭和小には特別支援学級がないので難しいと思っています。

ですから、児童によって運動能力に差があるなか、先生たちはどうやってその差を埋めようと指導しているのかについて学ぼうと思います。
そして、さまざまな偏見の改善につながることを先生に聞きたいです。

お二人の将来の目標を教えてください。

福島さん:中学・高校の家庭科教員免許状を取ろうと思っています。

衣食住や消費に関する知識や技術は、生きていくうえでとても重要だからです。

教員をめざす自分にとって、教育ゼミでの小学校見学はとても貴重な機会です。教育について深く考え、より良く教える方法を知りたいと思います。

山崎さん:一番の夢は、特別支援学校の先生(特別支援学校教諭)です。

私は、障がい者と一緒にできるスポーツイベントを通じて、偏見をなくすことができないかと考えているので、大学ではそこにつながることを学びたいです。

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