この記事でわかること
昭和学院高等学校では、2年生から「マイゼミ」という独自の探究学習がはじまります。
英語が好きで海外に興味のあった篠さんは、2年生のときはインバウンドへの観光プランを考えましたが、3年生のいまはテーマを深め「ガーナの医療問題・教育問題」に取り組んでいます。
歯医者から医療キットを譲り受けて現地に送るなど、支援活動も開始。現地との英語でのやりとり、歯科医との交渉、コンテナの手配など、すべてひとりでやっています。
大学ではガーナの研究をしたいと思う篠さんのお話です。
研究テーマを深めて行き着いた、ガーナの問題
私は、ガーナの医療問題や教育問題について研究しています。
祖母がガーナに保育所や病院を建てるボランティア活動をしていた関係で、私が生まれたときから我が家や現地と交流があり、ホームステイも受け入れてきました。
ただ、私の興味は英語や海外だったので、2年生のマイゼミでは「国際・観光」をテーマに、外国人が日本に来たときの観光プランを考えました。
やがて、「3年生では私だけができることを探究しよう」と思うようになり、ガーナに目が向きました。
ガーナ支援を通じて見つけた大学での学び
いま我が家にホームステイをしているのはガーナから来た18歳の女の子です。彼女の実家はクリニックで、お兄さんは歯医者を営んでいます。
私は直接、彼女の実家と連絡を取らせてもらい、英語で現地の問題をいろいろ教えてもらいました。そして、医療サービスや教育の質が低いという現状を知りました。
日本へホームステイに来たガーナの女の子と
そこから私は、「高校生の自分が日本でできる支援はなんだろう」と考え、子どもの頃からお世話になっている歯医者さんに医療キットをゆずってもらい、日本から送るという支援をはじめました。教育問題に関しては、母と祖母が、廃校になった小学校などから椅子や机を集めてくれています。
現地とのやりとり、歯医者さんへのお願い、ガーナに送るためのコンテナの手配、通関手続きなど、すべてひとりでやっているのでとても大変ですが、現地の人は「本当にありがとう」と言ってくれます。
私は、ガーナの現状を知ったことで、世界の国々で起きている問題に目が向くようになりました。
世界には日本とは異なる課題があることを知り、「高校生でもできることがある」と考えるのはとても大事です。これからもいろいろな人の協力を仰ぎながら、この活動を続けていきたいと思っています。
ですから、大学ではガーナについて研究したいと思っています。
アフリカ地域と中東の地域研究ができる学部を見つけたので、大学受験はそこに挑戦しようと頑張っているところです。