歴史学

これぞ東海大学文学部の逸品!

東海大学 文学部

この記事でわかること

国内最大級のアンデス文明コレクションを誇る東海大学では、チャンカイ文化の笛吹きボトルが文明学科の授業で使われています。歴史学科 考古学専攻の授業で活躍するのは、湘南キャンパスで出土した縄文時代後期の注口土器や平安時代の土師器(はじき=素焼きの土器)。3号館のある場所は「王子ノ台遺跡」と呼ばれ、縄文中期~平安時代の住居や墓が多数見つかっています。ほかにも、東海大学附属図書館が所蔵する伊達政宗の書状を歴史学科 日本史専攻で活用するなど、文学部には各学問の特色をあらわす逸品が揃っています!

東海大学文学部の6つの学科と専攻では、哲学・宗教・歴史・言語・文学などを学びながら、人間とはなにかを考えます。アンデス文明の土器、伊達政宗の書状、世界遺産の聖堂の模型など、各学科専攻の特色があらわれた逸品からは、それぞれの学問のおもしろさが伝わってきます。

文明学科「南米アンデス文明の笛吹きボトル(チャンカイ文化)」

東海大学のアンデス文明コレクションは国内最大級を誇り、約2,000点を所蔵しています。この「笛吹きボトル」は紀元1,000〜1,400年頃に栄えたチャンカイ文化に属し、中に水を入れ、細長い注口を抑えた状態で左右に振ると、鳥の鳴き声のような音がします。この笛吹きボトルが今でも鳴るかどうか、授業を通じて学生たちが調査を行いました。

歴史学科 日本史専攻「柳生宗矩に宛てた伊達政宗の書状」

伊達政宗が、剣豪で幕府重臣でもある柳生宗矩(むねのり)に宛てた書状からは、公用と家臣等用で花押(かおう=サインの類)を使い分けていた政宗が、宗矩に対しては時折、後者を使用していたことが分かります。古文書には実に多様な種類があり、どれも「生の歴史」を伝える貴重な史料です。この書状は東海大学附属図書館が所蔵しています。

歴史学科 西洋史専攻「ハギア・ソフィア聖堂(模型)」

トルコ共和国イスタンブルにある「ハギア・ソフィア」は、もともとは6世紀の皇帝ユスティニアヌスによって建てられたキリスト教(ギリシア正教)の大聖堂で、オスマン帝国時代にイスラム教のモスクに改修されました。世界遺産にも登録されている歴史的建造物の模型は、その構造や歴史的変遷を授業内で解説する際に大活躍しています。

歴史学科 考古学専攻「王子ノ台遺跡出土の縄文土器と土師器」

文学部のある3号館周辺は「王子ノ台遺跡」と呼ばれ、縄文中期~平安時代の住居や墓が多数見つかっています。右は縄文時代後期(約3,800 年前)の注口土器、中は平安時代(約1,000 年前)の土師器(はじき=素焼きの土器)・長胴甕(煮沸具)、左はスケール代わりの発掘調査報告書(高さ27cm)です。湘南キャンパスはほぼ全体が遺跡です!

日本文学科「和泉式部日記の一場面を再現した模型」

和泉式部を迎えに来た敦道親王の情熱がわかるように、外でのんびり待つ童たちと対比させた模型は、「古典文学研究会」の学生が制作しました。同研究会では、建学祭で研究発表の展示と王朝装束の試着体験を行っています。情景を再現した模型で登場人物の心情や関係性を伝えるなど、古典の面白さを分かりやすく紹介しています。

英語文化コミュニケーション学科「2016 年度北東アジアディベート大会用横断幕」

2016年、これまで海外で行われていた英語ディベート国際大会が初めて日本で開催されたときの横断幕です。英語文化コミュニケーション学科と大学ディベート活動運営団体の共催で、会場は東海大学湘南キャンパス。日本・中国・韓国の41 大学から160 名の大学生が集まり、議論力を競い合いました。

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