この記事のカテゴリー
この記事でわかること
東海大学経営学部では、「戦略・組織」「会計・財務」「マーケティング」の3分野に加えて、「I T・データ分析」「デザイン」も学びます。経営学に関係なさそうなこの2分野をなぜ学ぶのでしょうか。質問する学生に対して田畑教授は、商品開発や販売の分野では、電子マネーやクレジットカードの支払いで得られるビッグデータを分析する力が求められていると言います。また、機能が同じ場合はデザインで選ばれることから、「デザイン思考」はとても重要で、世界の経営学では「会社が成功する最後の手段」と見なされているそうです。
東海大学経営学部では、経営学のベーシックな領域である「戦略・組織」「会計・財務」「マーケティング」の3分野を1・2年次に湘南キャンパスで学んで基礎を固めます。そして、3・4年次は品川キャンパスに移動して「I T・データ分析」「デザイン」という2つの力をプラスします。
一見、「IT・データ分析」「デザイン」は経営学に関係があるようには見えません。なぜ東海大学の経営学部では学ぶのでしょうか? 学生が先生に質問しました。
企業にとって非常に大事なビッグデータ
学生:なぜこれからの経営学に「IT・データ分析」と「デザイン」が必要なのですか?
田畑先生:買物をするとき、電子マネーやクレジットカードで支払うことが多くなってきましたよね。そこで得られる「誰が・いつ・どこで・何を・買った」というデータは、会社にとって非常に大事な情報になります。
どのようなものが売れるのか、それが年齢別や地域別でも分かることは、その次の商品を開発するとき、そして販売するときの有力な判断材料になるのです。
学生:なるほど。「ビッグデータ」と言うように、今はデータがあふれていて、それを巧く分析すれば、ビジネスの見通しが立ってくるのですね。
会社が成功するための最後の手段「デザイン思考」
学生:それでは、なぜ経営学にデザインが必要なのでしょうか?
デザイン=芸術というイメージがあるので、結び付きが分かりにくいのですが。
田畑先生:たとえば、いま持っているスマートフォンは、どのように決めましたか?
値段や機能がほとんど一緒の中で、どれを買うか決めるとき、最後の一押しをしたのは、色・形、つまりデザインではなかったですか。
会社は、いくら良い技術で性能の高いものをつくっても、最終的に店頭で選ばれて買われないと意味が無いですよね。どんなに美味しい料理でも、盛り付けが良くなかったら、印象が違ってくるのと同じです。反対に、盛り付けが綺麗な料理が目の前に運ばれてきたら、思わず「わぁ」と言って、写真を撮りたくなりますよね。そのときと似た気持ちになってもらうことが、店頭でも大切なのです。
それには、デザインについて知る必要があります。デザイナーにはならなくても、そのデザインが自分でも欲しくなるものであるかどうかは理解できます。それを「デザイン思考(デザイン・シンキング)」と言って、世界の経営学でも会社が成功するための最後の手段だと見なされています。
そうした2D(IT・データ分析とデザイン)を経営学部で学ぶあなたに「ギフト」として差し上げたいのです。
学生 そういうことなんですね。分かりました!