人間情報工学

文理融合の視点で人間と情報の関わりを探究---最先端の研究紹介

東海大学 文理融合学部 人間情報工学科

この記事でわかること

東海大学の文理融合学部人間情報工学科の研究室では、文理融合の視点から人間と情報の関わりを探求しています。ディープラーニングの性能向上を研究する「知的情報処理研究室」、ハードウェアの面からAIを支える「電子回路研究室」、センサデバイスを高精度に扱えるための校正手法などを研究する「IoTセンシング研究室」。「生体計測研究室」では新たな医療の創造と実現を目指し、「医用工学研究室」では医療機器の安全性と医療技術の向上に取り組んでいます。「材料・生産システム研究室」では、建築材料のエコマテリアルを開発しています。

情報工学、人工知能、人工衛星、ドローン、臨床工学、医療情報などを学ぶ東海大学の文理融合学部人間情報工学科。そこには、文理融合の視点から人間と情報の関わりを探求するさまざまな研究室があり、人と自然に優しい技術者になるための研究・開発が行われています。その一部をご紹介します。

人工知能で光から音を取り出そう!

佐松崇史教授の「知的情報処理研究室」では、AI(人工知能)の中心技術であるディープラーニングの性能向上を研究しています。
研究室ではレーザ光で音を観測する光波マイクロホンの信号処理にディープラーニングを応用。開発した信号処理手法で、観測された信号を音情報とノイズに分離することで、普通のマイクロホンでは観測できないような音の測定が可能になります。

脳の膨大な情報処理をハードウェアで実現

高性能なAIシステムの計算量は膨大で、システム構築の壁となっています。
藤本邦昭教授の「電子回路研究室」では、完全並列動作するAI専用ハードウェアや、電子素子ニューロンMOSFERを用いた記憶装置(メモリ)を開発して、ハードウェアの面からAIを支えています。

センサ技術を活用してモノの仕組みを解明しよう

名取隆廣講師の「IoTセンシング研究室」では、センサデバイスを高精度に扱えるようにするための校正手法やデータ解析手法を研究。センサ部品を使ってデータを取得するための装置を作り、そのデータ情報を解析するためのソフトウェアも自作することで、ハードとソフト両面を理解する研究者を育てています。

医学と工学の融合で創造する新たな医療

鳥居徹也准教授の「生体計測研究室」では、医学と工学を融合させた生体医工学を基盤に、ヒトが有する機能を解明するとともに、ヒトに与えた物理的エネルギーとその効果ならびにメカニズムを解明しています。
カラダを傷つけたり痛みを与えたりしない、新たな医療を創造して実現するための研究です。

医療機器の安全性を向上させるために

医療機器の安全使用やトラブルの早期発見、迅速な対応には、機器を取扱う医療従事者の知識や技術を向上させることが重要です。
佐藤綾准教授の「医用工学研究室」では、生命維持管理装置をはじめとした医療機器の安全性と医療技術の向上を目指し、教育支援や補助装置の開発に関する研究を行っています。しびれ症状の定量化や磁気の医療への応用に関する研究にも取り組んでいます。

エコマテリアルを建築生産に活用

自然環境と調和し、かつライフサイクルにおけるCO2発生を抑制した、環境負荷が小さい材料(エコマテリアル)の利用が社会から要請されています。
伊藤是清教授の「材料・生産システム研究室」では、建築材料を対象としたエコマテリアルを開発し、さらにICTを活用した建築生産システム(設計・製造・維持管理・廃棄)を構築することで、人間と自然環境に配慮した持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

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