この記事でわかること
千葉工業大学未来変革科学部の経営デザイン科学科では、ヒト・モノ・カネ・情報を効率的に運用する「経営工学」、数字から有益な知見を引き出す「データサイエンス」、AIなどの「デジタル技術」、ものごとの全体像をつかんで経営をデザインする「システム思考」を修得して、企業価値を最大化する力を養います。
そして、社会貢献の観点から資源管理や環境共生、地方創生などについても学び、企業の経済価値と社会価値の両立をめざす視点を身につけます。
未来社会を先導するビジネスリーダーやエンジニアリングマネージャーをめざす学科です。
(経営工学+システム思考)×データサイエンス=経営デザイン科学
千葉工業大学の経営デザイン科学科で学ぶのは、「経営デザイン科学」という新しい学問分野です。
経営デザイン科学は、経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」を科学的な方法で効率よく運用する「経営工学」に「システム思考」を加え、データサイエンスや情報技術を交えながら学ぶ学問です。
複雑な社会問題の解決には、どれだけの要素が関係しているか多視点から俯瞰し、根本的な解決策を客観的に探らなくてはなりません。そのために、物事を多面的につかむスキルを「システム思考」で獲得します。
システム思考を使えば、モノやお金の動きである「フィジカルシステム」と、SNS、IoT、NFTといったインターネットでの情報「サイバーシステム」の2つが連携していること、またその動きがわかります。
このフィジカルシステムとサイバーシステムが連携したものをCPS(サイバーフィジカルシステム)と呼び、国が提唱するSociety5.0では、「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」と、めざすべき未来社会を謳っています。
CPSはSociety5.0を実現するための重要な基盤です。
CPSをターゲットに効率よく経営資源を運営することを考える経営デザイン科学科は、日本の未来社会を支える基盤を学ぶ学科です。
最先端の情報技術を学び、持続可能社会の課題解決方法も探究
柔らかい頭でロジカルに未来を考えるために、カリキュラムは4つの分野で構成されています。
基礎となるのは、「情報工学とデータサイエンス分野」です。そこに、科学的な事業運営を支える「情報技術分野」、事業運営を管理運用するための「マネジメント分野」、事業運営のための社会的責任を考える「環境共生分野」が加わり、講義と実践的なPBL(プロジェクト型学習)を組み合わせた授業で学んでいきます。
経営デザイン科学科では、ヒト・モノ・カネ・情報を効率的に運用する「経営工学」、数字から有益な知見を引き出す「データサイエンス」、IoT・AIなどの「デジタル技術」、ものごとの全体像をつかんで経営をデザインする「システム思考」を習得して、企業価値を最大化する力を養います。
そして、社会貢献の観点から資源管理や環境共生、地方創生などについても学び、企業の経済価値と社会価値の両立をめざす視点を身につけていきます。
めざすのは、未来を描き、新たな価値を想像するバリューオフィサー
経営デザイン科学科が目標とする人材は、未来社会を先導するビジネスリーダーやエンジニアリングマネージャーです。
エンジニアリングマネージャーとは、エンジニアの教育や技術に関する意思決定に加えて、ビジネスモデルの設計やマーケティングにも携われる人です。経営デザイン科学を修めた人材は、未来を見据えた管理と事業運営ができる「バリューオフィサー」として力を発揮することが期待されています。
この4領域による学びは、さまざまな分野に応用が効きます。
卒業後は、製造業、流通業、情報・インフラ関連業、行政などで、プログラマーやコンサルティング、Web設計、経営者、公務員、教員など、幅広い業界・職種で活躍することができます。