高校での取り組み

千早高校の大学教員を招いた模擬授業

東京都立千早高等学校

この記事でわかること

「使える英語」「役立つビジネス」「他者への尊敬の精神」を柱とする都立千早高等学校では、年に1回、大学の先生方を招いて模擬授業を開講しています。
今年は7月16日に実施され、首都圏19大学による19の講義が開催されました。授業時間は大学の半分(45分)で、全生徒が興味関心のある分野や将来の目標から3つの講義を選択します。約600名が、教室を移動しながら3コマの授業を受けました。
大学の模擬授業は、生徒が将来のキャリアと結び付けながら、探究学習の課題を設定したり、社会につながる情報を収集したりする重要な機会になっています。

「使える英語」「役立つビジネス」「他者への尊敬の精神」を柱とする都立千早高等学校では、年に1回、大学の先生方を招いて模擬授業を開講しています。

大学の模擬授業の受講は、生徒が、将来のキャリアと結び付けながら、学習課題を設定したり、社会につながる情報を収集したりする重要な機会になっています。

専門的な話を聞いて、社会課題を考える

今年の模擬授業は7月16日に実施され、首都圏の19大学から先生方が来校して19講義が開かれました。
授業時間は大学の半分(45分)で、全生徒が興味関心や将来の目標から3つの講義を選択。約600名が、教室を移動しながら3コマの授業を受けました。

共通のテーマはSDGs。講義内容は多様で、ビジネスに関する学びでも、「万博へGO!サステナブルな未来をめざす諸国の動向」(駒澤大学経営学部)、「世界に羽ばたくメディアビジネス」(国士舘大学政経学部)、「アパレルから考える経済活動と生活環境」(専修大学経済学部)など、社会課題を捉える角度は異なります。

他にも、「イスラーム文化の多様性:世界と日本のムスリムたち」(明治学院大学国際学部)、「法学とは何か?―いわゆる紀州ドンファン事件を素材に―」(立正大学法学部)、「SDGsと観光―サステナブル・ツーリズムは地球を救う!?―」(杏林大学 外国語学部)など、幅広い学問分野の授業が行われました。(本記事の最後に大学と講義名の一覧があります)


生徒たちは、専門的な話から社会課題を解決する意義を学んだり、グループワークを通して実際にアイデアを出したりしました。

澤木祥武さん(3年)の感想


受講大学:駒澤大学、武蔵大学、国士舘大学

自分の興味と受験を考えて講義を選びました。
駒澤大学の授業では、開催中の大阪万博で各国の社会課題への対策を知ることができるとわかり、行ってみたくなりました。日本だけでなく海外の社会問題の解決にも興味があるので、改善された先にある、各国の未来を見てみたいと思いました。

駒澤大学「万博へGO!サステナブルな未来をめざす諸国の動向」

駒澤大学「万博へGO!サステナブルな未来をめざす諸国の動向」


大学の授業には硬いイメージがありましたが、どの先生も話が面白くてのめり込みました。とくに武蔵大学の授業は、2年生で学んだソーシャルビジネスの知識とつながって楽しかったです。

武蔵大学「ソーシャルビジネスの経営分析」

武蔵大学「ソーシャルビジネスの経営分析」


大学でさらに専門的に学びたいという気持ちが高まりました。

倉持咲愛さん(2年)の感想


受講大学:日本栄養大学、杏林大学、大正大学

大正大学ではスポーツによる地域創生の講義を受けました。
一人ひとりに好きなスポーツを尋ねながら、先生はわかりやすく解説してくれました。私はサッカー観戦が大好きなのですが、これまでスタジアムに人が集まることで地域が活性化していることを知りませんでした。

大正大学「スポーツ・地域創生・SDGs」

大正大学「スポーツ・地域創生・SDGs」


また、日本栄養大学の授業では、1回の食事で体が変わってしまうことがわかり、食生活を見直そうと思いました。

日本栄養大学「食で変わる!心とからだ~スポーツ栄養日常編~」

日本栄養大学「食で変わる!心とからだ~スポーツ栄養日常編~」


卒業後は専門学校に進んで柔道整復師の国家資格を取得しようと思っていますが、今日の授業を受けて、大学で学ぶのも楽しそうだなと思いました。

菱沼優翔さん(1年)の感想


受講大学:駒澤大学、産業能率大学、嘉悦大学

大学は経営学部や商学部を視野に入れているので、すべて経営学部の講義を受けました。
海洋プラスチックごみ問題を取り上げた産業能率大学の授業が一番興味深かったです。どうしたら消費者がプラスチック製品のリサイクルに協力してくれるかをグループで考え、経営には商品を利用する人の視点が大切で、企業と消費者の両者にメリットがなくてはいけないことがよくわかりました。

産業能率大学「ちょっとした工夫で世界が変わる?:SDGs×経営学のススメ」

産業能率大学「ちょっとした工夫で世界が変わる?:SDGs×経営学のススメ」

嘉悦大学「経営・経済から見るSDGsの功罪」

嘉悦大学「経営・経済から見るSDGsの功罪」


高校3年間で簿記や情報マネジメントなど、ビジネスに関する知識やスキルをしっかりと身につけ、そして、それらを最大限に活用できる大学をめざします!

模擬授業一覧

(大学、学部、講義タイトル/順不同)

・駒澤大学 経営学部「万博へGO! サステナブルな未来をめざす諸国の動向」
・文京学院大学 ヒューマン・データサイエンス学部「携帯電話とゴリラの涙!? ~私たちの暮らしと世界のつながり~」
・明治学院大学 国際学部「イスラーム文化の多様性:世界と日本のムスリムたち」
・日本栄養大学※ 日本栄養大学生涯学習講師「食で変わる!心とからだ ~スポーツ栄養日常編~」※2026年4月、女子栄養大学から名称変更・共学化
・武蔵大学 経営学部「ソーシャルビジネスの経営分析」
・東京家政大学 家政学部「ファッションから循環型社会を考えてみよう」
・国士舘大学 政経学部「世界に羽ばたくメディアビジネス」
・立正大学 法学部「法学とは何か? ―いわゆる紀州ドンファン事件を素材に―」
・成城大学 法学部「シン・法学入門(?):労働問題から法の世界を覗いてみよう!」
・杏林大学 外国語学部「SDGsと観光 ―サステナブル・ツーリズムは地球を救う!?―」
・亜細亜大学 社会学部「ソーシャルビジネスから考えるSDGs」
・大正大学 地域創生学部「スポーツ・地域創生・SDGs」
・日本女子大学 家政学部「被服の着用で生じる動きやすさと動きにくさ」
・産業能率大学 経営学部「ちょっとした工夫で世界が変わる?:SDGs×経営学のススメ」
・東京成徳大学 経営学部「【 ビジネススキルを高める経営学】SDGsの取組みを拡めるラジオ番組を企画してみよう!」
・津田塾大学 総合政策学部「身近なSDGsと世界とのつながり」
・聖心女子大学 国際交流学科「国際環境論:気候変動とは ~現代における教養としての環境問題~」
・嘉悦大学 経営経済学部「経営・経済から見るSDGsの功罪」
・専修大学 経済学部「アパレルから考える経済活動と生活環境」

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