この記事でわかること
東海大学健康学部には多様な研究室が揃い、「健康」 に関わる課題解決の追究に取り組んでいます。池内研究室では、食品の機能性研究やヒトを対象とした介入研究を行い、市川研究室では、多様なデータを検証して社会的つながりを高めるためのアプローチを探究。コンディショニング(心身の状態を良い状態に保つこと)を科学的に検証し、その重要性や効果的な方法を追究するのは遠藤研究室です。そして、長沼研究室では、メンタルヘルスの保持のためにできることを、個人の行動から社会の在り方まで多角的に検討しています。
「健康」はさまざまな視点を持って考えるべきテーマです。東海大学健康学部には多種多様な研究室が揃い、「健康」 に関わる課題解決の追究に日々取り組んでいます。実際にどのような活動をしているのか、4つの研究室を例にご紹介します。
QOL向上のために、生活習慣病予防やアンチエイジングを探究
「生活習慣病予防」「アンチエイジング」「QOL 向上」をキーワードに研究を行う池内研究室のテーマは、大きく分けて2つあります。
ひとつは食品の機能性研究で、さまざまな食品や植物素材から成分を抽出して、生理活性作用を有する新規食品素材の探索・活性成分の特定・メカニズムの解明を行っています。
もうひとつは、ヒトを対象とした介入研究です。音楽療法や化粧療法によるストレス改善・認知症予防の効果を検証したり、睡眠状態の改善のための認知行動療法に関する研究を行っています。
健康な社会の実現に向けて、コミュニティデザインのファシリテーターを育成
人々の孤立、子どもの貧困、健康格差の背景には、「社会的つながり」の質と量が深く関係しています。
「コミュニティデザイン」をテーマにする市川研究室では、「誰一人取り残さないつながり」に関する多様なデータを検証して、政策(マクロ)、地域(メゾ)、個人(ミクロ)と関連づけながら、社会的つながりを高めるためのアプローチを探究しています。
特に、子ども・若者期が必要とする場、仕組み、イノベーションについて、子どもへの食支援や社会的起業といった日本の先進事例から学ぶとともに、海外の取り組みからも学んでいます。
身体のストレスをなくして、いつまでも動ける身体づくりをサポート
私たちが健康であるためには、心身の状態を客観的に評価・理解し、良い状態に保つこと(コンディショニング)が重要です。遠藤研究室では幅広い対象者への身体の疲労回復やパフォーマンス向上、機能低下の予防を目的としたコンディショニング法について、科学的に検証しその重要性や効果的な方法を追究しています。
特に、子ども・若者期に必要な場、仕組み、イノベーションについて、日本の先進事例と海外の取り組みから研究しています。
研究室ではグループ・個人の研究を通して、新たな発見や疑問を純粋に楽しむ気持ちを大切にし、計画して主体的に行動するためのマネジメント力を身につけます。
「しんどい、苦しい」と安心して言える、社会づくりに貢献
メンタルヘルスは精神的な健康を考えるもので、うつや不安といった症状や、そこから生じる引きこもりや虐待といった問題までを対象としています。近年では、どんな人にでも起こりうる、環境と素因が複雑に絡まりあった課題だということが分かってきています。
メンタルヘルス問題は心の中ではなく、社会との関係の中で生じています。長沼研究室では、メンタルヘルスの保持のためにできることを、個人の行動から社会の在り方まで多角的に検討しています。