観光文化学

観光資源を調査し、異文化や歴史を学ぶ「海外旅行研修」

駒沢女子大学 観光文化学部 観光文化学科

この記事でわかること

駒沢女子大学の観光文化学科では、観光資源の見方をプロの視点から学び、国際感覚を育てる「海外旅行研修」を毎年実施しています。
2025年度は13名が6泊7日の日程で韓国(ソウル・京畿道地域)に滞在。現地では、北東アジア初のグローバル統合型リゾートを調査したり、デラックスホテルで客室や施設を見学してホテル業の裏側を知りました。
さらに、現地の大学生たちとお互いの文化について議論し、朝鮮王朝の宮殿で伝統衣装の韓服をまとうなど、韓国文化も体験。鳥頭山統一展望台や戦争博物館では、平和の大切さを改めて実感しました。

駒沢女子大学の観光文化学科では、観光資源および観光産業の視察と国際交流を通じて、観光資源の見方をプロの視点から学び、国際感覚を育てる「海外旅行研修」を毎年実施しています。

2025年度は2・3年生13名が、8月26日から6泊7日の日程で韓国(ソウル・京畿道地域)に滞在しました。

何が人を惹きつける? ソウルで観光資源を調査

研修に備えて学生たちは、韓国の基礎知識や観光資源、調査法、プレゼンテーションなどを前期の講義で学習しています。また、出発前には株式会社エイチ・アイ・エス本社を訪れて、今後の業界動向に関する講義も受けました。

韓国に到着した学生たちは、まず観光資源を体感。はじめに調査したのは仁川(インチョン)の「パラダイスシティ」です。日本でも検討されている統合型リゾート(IR)で、ホテル、コンベンション、カジノ、ショッピングモール、アートギャラリー、スパ、クラブなどを含む、北東アジア初のグローバル統合型リゾートになります。

「韓国観光公社」の新しい文化体験型施設体験

「韓国観光公社」の新しい文化体験型施設体験


明洞 (ミョンドン) のデラックスホテルでは、国際会議で利用される会議室、レストラン、ジムなどのほか、さまざまなタイプの客室を見学しました。
普段は見ることができないホテル業の裏側ということもあり、次々と質問が飛び交いました。ホテルで働きたいと考えている学生は、「日本のホテルと設備や接客が異なることがわかりました。国内だけでなく、海外のホテルへの就職も視野に入れたい」と感想を述べました。

さまざまなタイプのスイートルームを見学

さまざまなタイプのスイートルームを見学


そして、K-POP体験やメディアアート鑑賞ができる、韓国観光公社の広報館「HiKR GROUND(ハイカグラウンド)」を訪問。MZ世代に向けた韓国観光コンテンツを調査しました。

韓国の大学生とも文化交流!

研修では、実体験を通して韓国文化についての理解も深めます。

世宗(セジョン)大学では、ホテル観光学部や日本語学科の学生に対して日本文化に関するプレゼンテーションを行い、韓国との相違点、共通点について議論しました。またランチタイムでは、さまざまな国籍の留学生がいるフードコートで韓国料理をいただくという、貴重な異文化体験をしました。韓国の大学では国際化が進んでいるのです。


そのほか、朝鮮王朝の宮殿である景福宮 (キョンボックン) で伝統衣装の韓服(ハンポク)をまとったり、約5万冊の蔵書を配架する「ピョルマダン(星の庭)図書館」を訪れるなど、伝統文化から話題のスポットまでさまざまに体験しました。

水原スターフィールドビョルマダン図書館見学

水原スターフィールドビョルマダン図書館見学

共感することで深く学ぶ韓国の歴史

今回、鳥頭山(オドゥサン)統一展望台では、教科書やニュースでしか見ることのなかった歴史や現状を目の当たりにして、改めて平和の大切さを実感しました。
また、ソウルの戦争記念館では、過去にさまざまな侵略を経験した韓国の悲しい歴史について学ぶことができました。

平和を願う鳥頭山統一展望台の風車

平和を願う鳥頭山統一展望台の風車


戦争博物館が印象に残ったという学生は、「日本の授業ではあまり触れられることがない韓国からみた歴史を学ぶことができました。特に、お母さんに向けて書かれた手紙が印象に残りました。日本語に翻訳して読んだときに、とても胸が苦しくなり、戦争は誰も幸せにしないことだと改めて感じました」と話しました。

学生たちは、海外旅行研修を通して視野を広げ、ホスピタリティに欠かせない他者を思う気持ちも養っています。

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