ディスカバ!

高校で17団体に所属。大学でも幅広く活動中!

学生 ディスカバ!メンター 山田 豊さん

この記事でわかること

東アフリカへの国際協力について学ぶ山田豊さんは、高校から課外活動に力を入れてきました。
高校1年生の時に見たビデオに衝撃を受けてアフリカに興味を持ち、その後模擬国連や子どもの権利条約に関するNGOなど17の団体に所属。大学生のいまも「模擬国連四ツ谷研究会」や「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」など、学内外のさまざまな団体に所属しています。
「課外活動は人生のひとつの流れ」と話す山田さんへのインタビュー。「自分の好きなことを見つけるために、高校時代は機会を取りこぼすことなく、すべて掴んで欲しい」と語ります。

大学で何を学んでいますか?

上智大学総合グローバル学部では、国際関係論と地域研究を軸にいろいろなことを学べます。僕は国際協力論とアフリカ地域研究を結びつけて、東アフリカにおける国際協力のあり方について勉強しています。

なぜ、その学問を選んだのですか?

きっかけは、高校1年生の時に授業で見た、アフリカのカカオ農園での児童労働のドキュメンタリーです。
子どもたちは、つくっているカカオが先進国に輸出されてチョコレートになることも知らずに働いていて、「自分は当たり前のように学校に行けているけど、そうでない人生もあるんだ」と驚きました。そこからアフリカに興味を持ちました。

その後も、マリ共和国出身の京都精華大学学長の講演を聞いたり、アメリカ留学でガーナ出身のホストファミリーにお世話になるなど、いろいろな人たちからアフリカの話を聞く機会を得て、人々は幸せを見つけて生活を送っていることを知りました。
それまで「貧しくてかわいそう」という視点で見ていた自分を深く反省して、アフリカについてきちんと勉強しようと思いました。

高校ではどんな活動に力を入れましたか?

メインは「模擬国連」という高校生が各国の大使を務めて議論し合う活動です。模擬国連を通じて芽生えた国際貢献への情熱が、上智大学におけるアフリカ研究や国際協力の学びに結びついています。

また、全国大会などでよく東京に行っていたのですが、そこでは東京の高校生たちに出会いました。彼らは本当にいろいろな活動をしていて、「自分の知らない世界がこんなにもあるんだ!」と僕は驚きました。

高校時代に模擬国連会議で途上国の大使を何度も務めたことで、「将来は世界の紛争を止める一助になりたい」という志を抱くようになった

高校時代に模擬国連会議で途上国の大使を何度も務めたことで、「将来は世界の紛争を止める一助になりたい」という志を抱くようになった


それをきっかけに、子どもの権利条約に関する活動や若者のエンパワーメントに関するものなど、精力的に課外活動に参加していきました。最終的に17の団体に所属し、京都府生徒会連盟の代表も務めました。

生徒会連盟では、府内の高校生が団結して厳しい校則を改正させることに取り組みました。実現することはできませんでしたが、この行動は「子どもの権利を尊重すべき」という自分の課外活動の精神につながっていきました。

京都府生徒会連盟には高校1年から参加。運営代表、副代表、代表と歴任した

京都府生徒会連盟には高校1年から参加。運営代表、副代表、代表と歴任した

大学ではどんなことに取り組んでいますか?

上智大学では、入学してすぐにサークル「日本模擬国連 四ツ谷研究会」や、平和構築や国際協力に取り組む学生団体「上智大学平和構築・国際協力研究会」などに入りました。キャンパスイベントの運営などを行う学教職協働「ピア・カフェ」プロジェクトにも所属しています。

一方で、ラクロス部は入部したものの忙しく、課外活動の時間が取れないことがわかり9月で退部しました。自分は「おもしろそうだな」と思ったら飛び込むタイプです。まずは取り組み、ちょっと違うなと思ったら手放すことで好きなことに注力しています。

「大学模擬国連」では、この1年間でニュージーランド、ギリシャ、ベトナムの大使を務めた。所属サークル「日本模擬国連 四ツ谷研究会」は、日本で初めて模擬国連を導入した歴史を持つ

「大学模擬国連」では、この1年間でニュージーランド、ギリシャ、ベトナムの大使を務めた。所属サークル「日本模擬国連 四ツ谷研究会」は、日本で初めて模擬国連を導入した歴史を持つ


学外でもさまざまな団体に所属していて、たとえば、(一社)日本若者協議会ではジェンダー問題や非選挙権の年齢引き下げなどの活動をしています。

また、子どもの権利条約を守るNGOの「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)」では、中学生や高校生の機会格差に関するレポートをまとめています。
これは「国連・子どもの権利委員会」の日本査察に向けたもので、僕は地域間における機会格差を担当しています。自分自身が東京行きをきっかけにいろいろなことを知ったことが理由です。

FTCJは高校時代から参加。2024年に日本財団が主催した「子どもWEEKEND」の分科会では、「子どもの権利の周知徹底」「校則の改善と透明化」などについて発言した

FTCJは高校時代から参加。2024年に日本財団が主催した「子どもWEEKEND」の分科会では、「子どもの権利の周知徹底」「校則の改善と透明化」などについて発言した

大学生になって良かったことは?

一番は、拠点が東京に移ったことで課外活動の範囲が広がったことです。
地元は大好きですが、活動やキャリアの選択肢としてはいまの環境がとても合っています。港区議会議員事務所でのインターンなど、東京ならでの経験を積むことができています。

また、活動に使える時間が増え、アルバイトで資金を工面できるようになったことも、大学生になって良かったことです。

高校生へのメッセージをお願いします

僕は、課外活動とプライベートを分けていません。すべては自分の人生というひとつの大きな流れのなかにあります。活動を選ぶ基準は、「楽しいか」「成長という対価があるか」「自分のキャパシティ内か」の3つです。でも、最後は理屈抜きに「興味・関心」が勝ちます(笑)。

ですから、自分の好きなことを見つけるためにも、高校生のみなさんには目の前の機会をすべて掴み取って欲しいと思っています。一度やってみて、違うと思えば手放せばいい。そうやって試行錯誤を繰り返すうちに自分だけの「人生の軸」が見つかり、自分らしい生き方につながっていくのかな、と信じています。

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