キャリア形成・人材育成

働くことの意義や企業の在り方、真剣に考えてみましょう

高千穂大学 経営学部 経営学科  赤羽根 和恵 准教授

この記事でわかること

大卒の新卒就職者の約30%が3年以内に離職しています。企業とのミスマッチが原因で、それを減らすためには自己分析をして自分に合う職業に就くことが必要です。
高千穂大学 経営学部 経営学科の授業「キャリアデザイン論」では自己分析を行っていて、多くの学生が「自分のことが良くわかった」と気付きます。ゼミナールでは、ビジネスパーソンをゲストスピーカーに招いています。企業がどのような思いで人を育てているか、それが従業員にどう役立っているかなど、人材育成について伺い、組織で働く意義を考えます。この秋にはハラスメントの専門家もお呼びします。

※出典:株式会社栄美通信 2025年8月発行「大学×SDGs」
イラスト:MIMOE

キャリア形成や人材育成を専門とする私は、女性の雇用問題やジェンダー平等の話もしながら「キャリアデザイン論」という授業を担当しています。

子育てをしながら働く女性が増えるなど、職場環境は改善しつつありますが、責任ある仕事を任せてもらえない女性は未だ多く、男性の育児休暇取得は十分ではありません。
働くチームのなかで男女バランスよく仕事が分配されれば、結果として男性も責任の重さや残業から解放されます。女性にとって働きやすい職場は、男性にとっても働きやすい職場なのです。

また、近年はあまり準備をしなくても就職できる状況ですが、大卒の新卒就職者の約30%が3年以内に離職しています。
これは企業とのミスマッチが原因で、それを減らすためには自己分析をして自分に合う職業に就くことが必要です。授業で自己分析を行うと、多くの学生が「自分のことが良くわかった」と気付きます。

ゼミナールでは、ビジネスパーソンをゲストスピーカーに招いて、企業がどのような思いで人を育てているか、それが従業員にどう役立っているかなど、人材育成について伺い、組織で働く意義を考えています。
この秋にはハラスメントの専門家もお呼びします。これはゼミ生からのリクエストで、ハラスメントはアルバイトなどを通して大学生にも身近な問題になっています。

社会に出ることに不安もあるかもしれませんが、働くことはとても楽しいことです。仕事が自分の価値観ややりたいことと上手く結びついたとき、あなたの将来が大きく拓けると希望をもってください。

先生からの学びのヒント

人の話に耳を傾けると、見えないものが見えてきます。インターネットやAIの時代だからこそ、人とつながって新しい価値観に触れてください。
聴くときは否定せず、相手の立場に立つ想像力や他者への理解、感謝の気持ちが大切です。それは多様性や差別への理解につながっていて、より良い社会を築く上でとても重要です。

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