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真の国際交流に求められるのは、言葉の背景にある「文化」を深く理解することです。
麗澤大学の「韓国語・韓国文化プログラム」は、韓国語の習得にとどまらず、歴史や文化、社会背景まで深く掘り下げ、隣国・韓国と真に心を通わせるための「生きた教養」を育みます。
李貞美教授は、「言葉を学ぶことは、自分の世界を広げ、他者への想像力を育むこと」と話し、森勇俊教授も、「言葉は、その国の歴史、思想、習慣が溶け込んだ文化そのもの」と力を込めます。
プログラムを通じて、違いを尊重し合える「真の国際人」をめざします。
麗澤大学の「韓国語・韓国文化プログラム」は、韓国語の習得にとどまらず、歴史や文化、社会背景まで掘り下げ、隣国・韓国と心を通わせるための「生きた教養」を育くむプログラムです。外国語学部のすべての学生が参加でき、単位を修得すると「修了認定証」が発行されます。
英語や中国語などの専門分野に加え、韓国語と韓国文化という新たな強みを身につけようと、さまざまな学生が履修しています。
ロールプレイングで「もっと話したい!」を刺激
「アンニョンハセヨ!」
緑豊かなキャンパスに響く元気な挨拶。「韓国語・韓国文化プログラム」の授業が始まります。
まずは李貞美(イ・ジョンミ)教授が、一人ひとりに「オヌル パッパヨ?(今日は忙しいですか?)」と尋ねます。学生たちは教壇に映された単語を使い、「はい、アルバイトで忙しいです」といった具合に韓国語で返答。「発音、とっても上手ですね!」「その調子!」という李教授の前向きな声かけが、学生たちの気持ちを「韓国語モード」へと切り替えていきます。
李教授は、「語学の習得には、地道な練習と根気強さが不可欠。ですので、最も大切にしているのは、学生のモチベーションと自信です」と話します。教員との「ひとこと会話」によって、「あ、話せている!」という実感が湧いてきます。
授業では、ペアでロールプレイングを行いながら会話の練習を重ねます。
「さあ、立って! 違う人とペアになって!」
李教授の掛け声を合図に、学生たちは次々と相手を変えながら発表します。発表が終わるたびに拍手が響き、「もっと話したい」「もっと伝えたい」という意欲が高まっていきます。
「ネイティブのような完璧な発音をめざす必要はありません。『通じた』という経験を積み重ねることが、壁を乗り越える力になります」と李教授。「間違っても大丈夫」と声をかけ、学生が失敗を恐れずに話せる雰囲気をつくっています。
「言葉のズレ」から学ぶ文化の違い
李教授同様に本プログラムの教壇に立つ森勇俊教授は、初めてハングル文字に触れる学生の心理的なハードルを下げるため、さまざまな工夫をしています。
「K-POPや童謡、早口言葉などを積極的に取り入れ、音楽のリズムやテンポに乗せて体を動かすように話すことで、難しい発音を楽しみながら身につけていきます。『楽しい!』という感覚から入ることが、継続的な学習への一番の近道だと考えています」と、森教授は話します。
授業では、文法について「なぜそうなるのか」を論理的に説明し、日韓の言葉の意味の違いも丁寧に指導します。
たとえば、日本では否定的に使われる「八方美人」という言葉は、韓国語では「多才で優れた人」という最高のほめ言葉になるそうです。森教授は、「こうした文化の違いから生まれる『言葉のズレ』を比較・解説することが、異文化理解につながります」と話します。
言葉を学ぶことは、単に語彙や文法を覚えるだけでなく、その背景にある文化や価値観を知ることでもあるのです。
互いを尊重し合える「真の国際人」をめざして
「言葉を学ぶことは、自分の世界を広げ、他者への想像力を育むこと」と李教授。森教授も、「言葉は単なる伝達ツールではなく、その国の歴史、思想、習慣が溶け込んだ文化そのものです」と力を込めます。
真の国際交流に求められるのは、言葉の背景にある「文化」を深く理解することです。
「近くて遠い国」と言われてきた韓国を「近くて、より近い国」にしたいと願う森教授は、「教室で学んだ言葉と文化を携えて、実際に韓国へ行き、現地の人々と触れ合ってほしい。その経験を通じて、互いを尊重し合える真の国際人へと成長してください」と期待を寄せます。
李教授も「言葉を学ぶことで、その国の人々や社会に対する関心が芽生えます」と言い、「隣国である韓国を通して、自分とは違う文化や考え方に触れることは、ひいては世界全体への興味へとつながっていきます」と話します。
このプログラムで育まれるのは、違いを受け入れ、現地の人々と心を通わせようとする姿勢です。それは、自分の人生の可能性を広げ、将来どのような道に進んでも生きる力となります。学生たちは、「韓国語・韓国文化プログラム」を通じて、世界へと視野を広げていきます。